お問い合わせ

ホームインスペクションについて

新築建売住宅や中古住宅(中古マンション)を購入しようと思った時

「いい物件が見つかったけど、この建物は買って大丈夫かな?」
「築年数が新しくて綺麗な建物だけど、見えない床下や屋根裏はどうなのかな?」

持ち家住宅にお住まいの場合

「最近あちこち気になるところがあるが、いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか?」
「あと何年くらいもつのか?」
「そろそろリフォームした方がいいのかな?」

・・・・こんな不安や疑問を抱いたことはありませんか?

ホームインスペクション(住宅診断・検査)とは住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務のことです。例えていうならホームインスペクターは「住宅のかかりつけのお医者さん」です。

住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクション(住宅診断)を行い、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。最近では、自宅の定期点検としての利用や不動産仲介会社が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増えています。

診断の方法は、目視で、屋根、外壁、室内、屋根裏(小屋裏)、床下などの劣化状態を診断するのが基本です。必要に応じてファイバースコープやサーモグラフィーなどの検査機材を使用する詳細診断もあります。

中古戸建ての場合は、次の図のようにホームインスペクションを行います。

インスペクション風景

ホームインスペクションとは、建物に精通した建築士のうち「既存建物状況調査技術者」資格を持った者が「ホームインインスペクター(既存建物状況調査技術者)」として、客観的な立場から、また専門家の見地から、お客様のご希望物件について専門的にホームインスペクション(住宅診断・検査)を行うことです。

しかし、お客様からみると「住宅診断」「ホームインスペクション」と呼ばれるサービスが何か、まだよくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は、国土交通省が2013年6月に示した「既存住宅インスペクション・ガイドライン」の内容が参考になります。

もともとは、インスペクション事業者向けのガイドラインですが、「住宅診断(インスペクション)」を知りたい一般の方にも参考になります。

昨今「住宅診断(インスペクション)」を実施する民間事業者のサービス内容は、大半がこの「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に準拠して業務を実施しています。

インスペクションの位置付け

図1:インスペクションの位置付け
(国土交通省・既存住宅インスペクションガイド・ガイドラインより)


また、宅建業法における「建物状況調査」と他のインスペクションとの関係を図2に示します。

「建物状況調査」と「既存住宅売買かし保険の検査」は、保険の特約部分を除くと実施内容がほぼ同一となっています。その理由は、建物状況調査の検査結果を活用することで、「既存住宅売買かし保険」の利用を促すことを目的としているからです。

保険に加入する際には、原則として保険法人による現場調査が必要ですが、検査事業者コースの場合は、保険法人に登録済みの登録検査事業所に所属する既存住宅調査技術者が検査を実施し、かし保険の検査基準に適合していることが確認できる報告書を提出する場合に、保険法人の検査員による検査を省略することができます。

当社は、国土交通大臣指定住宅担保瑕疵保険法人「ハウスプラス住宅保証株式会社」の検査会社として登録済みです。※1

宅建業法における「建物状況調査」と他のインスペクションとの関係

図2:宅建業法における「建物状況調査」と他のインスペクションとの関係

  1. ハウスプラス住宅保険株式会社「既存住宅売買瑕疵保険」パンフレット