ホームインスペクションのデメリット
ホームインスペクションを行うデメリットについてご説明します。
まずはじめに、インスペクション費用がかかります。住んでいる地域や業者によって相場は異なりますが、5万円から15万円くらいの費用がかかってくるでしょう。
次に、インスペクションの結果、不具合により修理するべき場所が見つかることが多々あります。修理の程度によっては、かなりの時間や費用がかかってしまうことになります。
この修理をするかどうかは売主次第ですので強制ではありませんが、修理を行っていれば物件に対する信頼性が増し、結果的に高く売れることにつながります。
売主は、そのための投資と考えるならば、出費が必ずしもデメリットになるわけではありません。修理にどの程度費用をかけるべきか、ということについては仲介業者や修理業者ともよく相談して、必要以上の負担がかからない範囲で検討すると良いでしょう。
インスペクションにおいてもっともデメリットと言えるのが、売却や居住できないようなひどい状態にあることがわかってしまった場合です。
その場合、修理するにしても莫大な費用がかかりますし、だからといってそのまま黙って売却すると後で大変なことになります。売却計画そのものを見直さざるを得なくなるため、大きなデメリットと言えるでしょう。
しかし、売却後にクレームや修理費用の請求を行われてしまうリスクを考慮すると、修理する価値は大いにあります。
また、持ち家の場合は、修理箇所が沢山見つかると、リフォーム費用がかさみ大きな出費になることが大きなデメリットとなります。しかし、インスペクションによって住宅の状態を把握できれば、修理の必要度合いがわかり、今後のリフォームの資金計画や優先順位などを立てやすくなります。優先順位をつけることで、必要以上の修理費用を払う必要がなくなります。